カンパーニャ州そして南イタリアという響きはわれわれにナポリ、ソレント、アマルフィなど海岸沿いの街と暑い気候を連想させます。ところがグレコ、フィアーノ、アリアニコなどの地場品種からDOCGにも指定される優れたワインが作られているのは、標高が400mから600mにもおよぶ内陸の山間部で、冬には雪で畑がおおわれるような寒暖の差が激しい地域です。そしてそのような気候が豊かな果実味と酸のバランスが取れた品位ある優れたワインを生み出すのです。 コッリ・ディ・カステルフランチは2002年にワイン作りを始めたばかりの若いワイナリーです。もともとは大手ワイナリーにブドウを供給する栽培農家として長い歴史を持ち、畑には樹齢150年を超える立派なアリアニコの樹が多く並んでいます。共同オーナーのルチアーノ・グレゴリオとジェラルド・コルッチは義理の兄弟で、エノロゴにジュゼッペ・マンチーニを迎えて高品質のワイン作りに邁進しています。 ワイナリーのあるカステルフランチはカンパーニャ州の内陸部イルピニア山脈にある標高600mの小さな村で、タウラジDOCGエリアの南端に位置します。カステルフランチにあるアリアニコとフィアーノの畑、フィアーノ・ディ・アヴェッリーノDOCGエリアにあるフィアーノの畑、グレコ・ディ・トゥーフォDOCGエリアにあるグレコの畑、そしてサンニオDOCエリアにあるファランギーナの畑と4つの地域に合計10ヘクタールの自家畑を持ち、年間約8万本のワインを生産しています。 この若いワイナリーは共同オーナーのクオリティーへの情熱を反映し、まず白ワインで頭角を現しています。ガンベロ・ロッソ2005年版でも「カンパーニャワインのテイスティングで最もエキサイティングな新星のひとつ」とコメントされ、フィアーノ・ヴェンデミア・タルディーヴァが2年連続で3ビッキエリ最終選考に残るなど早くも高い評価を獲得しています。しっかりした辛口のアリアニコ・ロザートやバリックを使ったアリアニコ・ロッソのリリースを始めるなど将来が楽しみなワイナリーです。 |
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